K-1 WORLD GP 2014 スーパーファイト出場の松倉信太郎インタビュー

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松倉信太郎「俺たちには新しいK-1をみんなの憧れの場にする責任や権利がある。その一員だという自覚を持って、俺たちの手で盛り上げたい」

11月3日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2014 〜-65kg初代王座決定トーナメント〜」。今大会ではトーナメント以外にスーパーファイト3試合が決定した。インタビュー第4弾は -70kg Fightで中国のジャオ・フーカイと対戦する松倉信太郎だ。

——松倉選手はK-1が新体制でスタートすると聞いた時、自分は絶対に出るんだと強く思っていましたか?

「そうですね。あと自分はこういう大会には出るキャラだなって(笑)。実際に以前のK-1で考えたら、俺もK-1には出ていたし『俺の出番だな!』みたいな気持ちはありました」

——松倉選手は格闘技をやる上でK-1からどんな影響を受けたのですか?

「最初はそこまで好きじゃなかったんですけど、お母さんにずっとK-1の試合を見させられていて、それがきっかけで自分から見るようになりました。それからは『俺はK-1にしか出ない』と思って格闘技をやってました。だから正直K-1以外のキックボクシングは知らなかったし、他の格闘技にも一切興味がなかったです。ちなみに俺、デビュー戦の時に履いたキックパンツに勝手に“K-1”って入れたんですよ、K-1に出たことないのに(笑)。でもそのくらいK-1しか頭になかったというか、自分の中では格闘技=K-1で、K-1に出れないから仕方なく他の大会に出なきゃいけないみたいな感じでした。そんな時にK-1トライアウトがあって合格したんです」

——2008年のK-1トライアウトですね。トライアウト開催を聞いた時は絶対に受けようと思ったのですか?

「はい。どうやったらK-1に出れるか分からないから、トライアウトやるんだったら受けよう、みたいな。ちょうどあの頃、HIROYAがK-1でデビューして、自分たちの世代にもK-1で戦えるチャンスが来たと思っていました」

——松倉選手にとってはK-1がすべてだったんですね。

「はい。家のハードディスクにはK-1しか入っていないし、煽り映像の内容も全部覚えたし、DVDやパンフレットは買いまくったし、ノートに無駄にK-1 MAXって書きまくったり、K-1検定を受けようとしたり…。K-1は会場の外のブースでトレーディングカードを売ってて、たまに選手の直筆サイン入りのカードが入ってるんですよ。それがどうしても欲しくてカードだけに1万円くらい使ったこともあります。ちょっとおかしいんじゃないかな?ってくらいK-1が好きでした(笑)」

——そんな松倉選手ですがプロで活躍して「これから!」という時にK-1が規模縮小し、イベントそのものも開催されなくなってしまいました。

「確か自分がオープニングファイトに出た大会が地上波で中継された最後の大会(2010年3月)なんですよ。亀田(興毅)選手の試合と半々で中継されるみたいな内容だったんですけど、当時同じジムだった中島(弘貴)さんはすごい注目されて。それで次の年に俺もK-1 MAXの日本トーナメントに出ることが決まって、それまでだったらすごいことじゃないですか? でもテレビの中継もなくて、アルバート・クラウスも出ていたのに誰もトーナメントのことを知らなくて。ようやくK-1で活躍できると思ったタイミングでK-1がああなっちゃったのは悲しかったというか…。でもそこで格闘技を辞めるとかは思わなくて、またK-1がスタートした時に必ず呼ばれて中心選手になれるように実力をつけようと思いました」

——なるほど。でも今回のK-1参戦はまさにその通りになったと思います。前回K-1に出た時と比べて気持ちの持ちようは違いますか?

「日本トーナメントに出た時がちょうど8戦目くらいで、K-1という場所に飲まれちゃったんです。控え室にコーラがあるとか、バケツにK-1ってロゴが入ってるとか、バックステージに置いてある畳はテレビで見たことあるやつだ…とか。K-1の入場式はバンバンバン!って爆破の特効があるから、ちゃんと耳を塞いでおかなきゃとか考えたりして。その大会は経費削減で爆破はなかったんですけど(笑)。そのくらい地に足が着いてないまま試合をしちゃいました。だからあの日本トーナメントにはあまりいい思い出がないです。でもあれから俺も場数を踏んで、そういうのは全然ないです」

——松倉選手は新しいK-1を作る一人として期待されている選手だと思うのですが、松倉選手もそういった自覚はありますか?

「本当に俺のイメージではK-1=70kgで、体重が足りない時から減量もしないで70kgで試合をしていて、70kgでやることにこだわりがあるんですよ。他の70kgの選手は年齢もキャリアもあって、これから70kgで活躍できるのは…俺しかいないと思うので。だから頑張らないといけないと思います。今までは周りの人に歯がゆい思いをさせたと思うけど、これからは安心して見ていられるような試合をする選手にならなきゃいけないと思います」

——対戦相手のフーカイの印象を聞かせてもらえますか?

「いい意味でも悪い意味でも中国の選手は動きが変則的で、意味分からないくらい身体が強いし…と思ったんですけど『K-1に出られる!』という気持ちの方が強かったです。一瞬、噛み合わない試合になるかもしれないと思ったけど、そこで噛み合う試合をして倒すというのが俺には求められていると思います」

——どんな試合になると予想していますか?

「フーカイはアグレッシブなスタイルでパワーもあるんで一発一発があると思うんですよね。間違ってもらったら倒されると思うし、倒すか倒されるかの試合になると思います。スーパーファイトでは55kgの試合があってすごいスピードやテクニックが見られると思うんですけど、70kgではヘビー級にはないスピードと軽量級にはないパワーを見せられたらなと思います」

——今大会に出場する選手の中でK-1への思い入れは他の誰にも負けないですか?

「はい。プロになってからも初めてKrushに出た時の入場曲はK-1甲子園で使われていた曲にしたし、優弥さんと初めて試合をした時はK-1の選手と戦えると思ってテンションが上がりました。そのくらいK-1に憧れていたんで、新しいK-1も今の若い人たちが昔の俺みたいに憧れを抱くものにしたいですよね。俺たちにはそれをやる責任や権利があると思うんで。俺もその一員だという自覚を持って一試合一試合倒しにいて、俺たちの手でK-1を盛り上げたいと思います」

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