K-1 WORLD GP 2015 佐藤嘉洋、インタビュー

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佐藤嘉洋、K-1の選手会長& -70kgの頂点を目指す!「K-1というホームリングで溜まっていたマグマを爆発させたい。絶対にK-1の世界タイトルを獲る」

 (C)M-1 Sports Media
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2015年1月18日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる「K-1 WORLD GP 2015 〜-60kg初代王座決定トーナメント〜」にスーパーファイトでの出場が決まった佐藤嘉洋。参戦発表時の挨拶ではK-1を自分のホームリングだと位置付け「新しいK-1のレギュラー選手として世界で一番を目指す」 と語った。11・3「K-1 WORLD GP 2014 〜-65kg初代王座決定トーナメント〜」の一夜明け会見後、佐藤にK-1参戦を決めた理由、K-1で戦うことの意味を聞いた。

——11・3「K-1 WORLD GP 2014 〜-65kg初代王座決定トーナメント〜」を会場で観戦された佐藤選手ですが、予想以上の盛り上がりでしたか?

「予想というよりも新しいK-1ということで本当に真っ白な気持ちで会場に入りました。ただ僕は過去のK-1の会場の雰囲気を見ているので、それとは比較しつつという感じではいました。僕自身、プレリミナリーファイトの戸邊隆馬VS鈴木優也から楽しみにしていたのですが、いきなり面白い試合になったので、これはすごい興行になるんじゃないかなと予感がしましたね」

——佐藤選手のコメントにもあったように、日本人選手はKrushを主戦場にしている選手が中心だったにも関わらず、Krushとは違う盛り上がりを見せた大会でした。

「僕は多少、Krushの延長のようなイベントになるのかなと思っていたんです。でもファン層はK-1とKrushで違いましたね。例えば僕はKrushには毎回足を運んで、握手会にも参加させてもらっていて、ファンの人たちもある程度は同じ顔ぶれで『今日も佐藤がいるなぁ』という反応なんですね。でもK-1では『あっ!佐藤がいる!』という感じで、久しぶりに僕を見る人たちが多いんだな、と。それはK-1というブランドが持っている力なのかなと思いました」

——そんな新しいK-1にファイターとして戻って来ることになります。佐藤選手からはK-1=ホームリングという言葉もありました。

「2005年に全日本キックを辞めてK-1に来た時は、そんなつもりはありませんでした。打倒ムエタイをやってきたキックボクサーとしてK-1に殴り込みをかけるという意識でやっていたので。それが2007年にアルバート・クラウスとバカバカの打ち合いをして負けたくらいから意識が変わってきて。間違いなく自分の人生を変えてくれたのはK-1だし、だったら殴り込みなんてかけなくてもいいんじゃないかって。その時に自分はK-1ファイターとしてこのリングでやっていくと決めました」

——それまでは佐藤選手にとってK-1はアウェーという感覚だったんですね。

「はい。魔裟斗を喰ってやる、小比類巻(貴之)を喰ってやるという気持ちでやっていました。その気持ちはずっとあったんですけど…なんだろうな。『キックボクサー舐めんなよ!』みたいに思っていたのが、もっとK-1を盛り上げたいという気持ちに変わっていきましたね。例えば発言でも、K-1に出始めた頃は素の自分を出していただけだったのが、途中からは自分のキャラクターや立ち位置を意識するようになっていました」

——K-1がなかったら今の自分はない、ですか?

「ないでしょうね。Krushの危機を救うこともできなかっただろうし、もっと言えば格闘技は引退していたと思います。僕はキックボクシングでやることをやって満足したから、キックとは違う競技=K-1で世界一を目指そうと思って、K-1参戦を決めたので。だからもしK-1に出ていなかったら、今頃インタビューを受ける立場にいなかったですよ」

——実際に佐藤選手の戦績を見てもK-1ルールの方が多いですよね。

「とっくにK-1ルールの方が多いです。僕、キックルールは30戦しかやっていなくて、K-1ルールでは50戦近くやっています」

——現役ファイターとしてK-1ルール最多出場記録も目指せますね。

「身体の丈夫さと継続する力が自分の素質・才能だと思うんで。僕は武尊くんみたいな豪快なKOが出来るわけじゃないけど、骨太な戦い方は出来る。それが自分の個性になると思うし、色んな選手がいるからこそ輝くものもあると思います」

——佐藤選手はどういう部分から新しいK-1を盛り上げたいと思っていますか?

「選手としてはもちろん、あらゆる方面からK-1をサポートしたいですね。それは競技人口を増やすことだったり、今回の大会でそうしたように自分のブログで選手一人一人にスポットライトを当てたり…そうやって色々な角度から選手の地位、K-1の地位を上げたいです。今、K-1に出ている選手たちは、それぞれ『新しいK-1を創る』という哲学を持って戦っていると思うんですね。まさに自分もそうで、彼らが『新しいK-1を創る』のであれば、過去のK-1を知っている僕が出来ることは経験を語ることだと思います。地上波に出て脚光を浴びると、こういう弊害がある。いいこともあるけど悪いこともある。そういうことをこれからの選手たちに伝えて。僕は新しいK-1の選手会長になるつもりで来ました」

——まさにそれは佐藤選手にしか出来ない役割ですね。ではファイターとしての佐藤選手としてはどんな試合をしてきたいと考えていますか?

「(K-1から離れた)この3年間で経験したことや辛かったことはたくさんあったんで、来年から再びホームリングが出来るということで、溜まっていたマグマを爆発させたいですね。もちろん今までも全力を尽くしてきましたけど、安定した戦う場所があるというのは選手にとっては精神的な支えになります」

—— -70kgは他の階級と比べても世界の壁が高い階級です。その中で佐藤選手にかかる期待は大きいと思います。

「今の自分は世界のトップ10には入っていないと思います。今パッと思いつくだけでもトップの10人はすぐに埋まります。まずは一刻も早く、その中に入っていくことですね。でも僕自身、まだまだいけると思いますよ。筋力的には先週のトレーニングで一番重い重量を挙げたし、反応の部分で多少は衰えがあるかもしれませんが、身体能力はまだまだ伸びています」

——「新しいK-1をやるのなら、その世界で一番になりたいと思いました」というコメントもありましたが、何がなんでもK-1の世界タイトルは獲りたいものですか?

「絶対そうですね。獲らないとね、絶対に。何のためにK-1に来たのか? 何のために色んな人を裏切って、大きな迷惑をかけて、キックを捨ててK-1に来たのか? それを自分に言い聞かせて戦っていきたいと思います」

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