「OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦」9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ
第11試合 ミルコ・クロコップvsアリスター・オーフレイム
DREAMヘビー級期待の一戦を待っていたのは、ローブローによるノーコンテストという誰も望まない結末だった。
アリスターの挑戦を受ける形で実現したこの試合だが、開始早々ミルコは主導権を奪われてしまう。
首相撲で体の自由を奪われると、ミルコはあっさりと転がされる。
クローズガードを取り手首を掴んで防御を試みるミルコだったが、アリスターの長い腕からのパウンドを防ぐことは出来ない。
なんら有効な手立てがないまま、パウンドを被弾し顔面から出血を見せるミルコ。
ドクターチェックによる中断を挟むが体勢は変わらず。
顔面へのパンチやボディへの肘打ちで、徐々に体力が奪われていく。
ミルコが何とか距離を取ったところでブレイクとなり、両者はスタンドで向き合う。
左ミドルから左ハイを放ち、試合の流れを引き戻そうとするミルコだったが、「伝家の宝刀」に以前の切れ味は見られず。
左ハイキックを首に受けながら前に出たアリスターの足払いで、再度テイクダウンを奪われる。
ここでミルコの顔面から再び出血が見られたため、2回目のドクターチェックがかかる。
試合はスタンドから再開されるが、ミルコには勢いが見られない。
このまま敗北かという雰囲気の中、試合は思わぬ方向に動き始める。
スタンドで組み付いたアリスターが膝蹴りを放つと、顔を顰めたミルコはローブローをアピール。
アリスターは構わずミルコをコーナーに押し込み、膝を連発。
ミルコがアリスターをリング中央に押し出した所、アリスターの膝がローブローとなってしまう。悶絶するミルコ。
回復を待って試合は再開されたが、アリスターはすぐに組み付き、膝蹴りを放っていく。
だが、そのうちの一発がまたもやローブローに。
結局2度にわたる金的へのダメージからミルコは回復出来ず、ドクターの判断により試合は止められた。
ただし、アリスターの攻撃は故意の反則ではなかったとされ、試合はノーコンテストという結果となった。
試合結果に黒星はつかなかったが、内容では完全な負け試合。
オクタゴンで露呈した、上を奪われた時の対応力不足に改善は見られず。
打撃にも、以前の鬼気迫るプレッシャーは感じられない。
落日のターミネーターに、復活の日は果たして来るのだろうか?
皇帝の背中は、はるか遠い。
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